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台湾CNC

BravoProdigy彫刻機 BE3030」という切削機(CNCフライス)が予約開始されていました。PC用のCNC制御ソフトを使用して、パラレルポート経由で制御するタイプの機械は最近珍しくないのでスルーするところですが、この機械は希少なUSB接続。どうも、よくある中国製とは一味違うようです。

とは言え、我が家に置くには少々大きすぎるしなあ…と思っていた所、どうやら同じメーカー製で、「BE2015」という一回り小さい型番があるようです。仕様を見た所、Modelaで言えばMDX-20相当の動作範囲を持ちながら、価格も安価なようです。

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得体の知れない海外製品とModelaをスペックで比べても仕方ない…と思いながらも見比べると、ほぼ全てにおいてBE2015の方がMDX-20より良いですね。価格的にはオリジナルマインド機も良いと思いますが、オリジナルマインドのこのクラスは送り機構に不安がありますし、CAMなどを自前で揃えること、組立調整が必要なことを考えると、比較上、自分でメンテできる事以外にさほどメリットは無い気がします。

モーターもブラシレスモーターを採用してメンテナンスフリーをウリにしていますし、一見して送り機構が見えないところからして、もしかすると多少はメンテンスフリー・長寿命を意識しているかも知れません。(普通に考えて、台形ねじ送りでしょうが…。ワイヤーやベルトということは無いと思います)

BE2015はBE3030同様テクノロジアさんで取り扱うそうです。海外では$1600ほどで売られていますが、BE3030の売価を考えると20万円以内では買えるんじゃないでしょうか。一応代理店もあるそうなので、多少のサポートも期待できるかも知れません。これほどのブツを個人輸入するとなると初期不良でも大変ですから、その心配がないだけでも良いと思います。

個人的には、最初に切削機を買うならやはりModelaがいいのかな、とは思います。安定性と保守と付属CAMの魅力はなかなか代えがたいものがありますので。ただ、ある程度理解が進んだ後の二台目需要なら、十分選択肢になるんじゃないでしょうか。

自分も既に次のCNCフライス用のパーツを買い揃えてしまいましたが、これはこれで気になります。Modelaと比較できるパッケージングの切削機は(この値段帯では)世界的に見ても無いので、是非とも試してみたいんですよ。というか、このスペック(&できれば価格)でMDX-20後継機が出たらかなり凄いことなんですけど。あの仕様でいつまで売るんですかねえ…。

comment (0) | trackback (0) | 投稿者:やまもと
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