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アルミフレームで展示台

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こんなの作りましたよと。一応ワンフェス目的ですが、その他のイベントで半卓の場合でも邪魔にならないよう、幅500mm程度にしておきました。展示部分の高さも同じく500mm程度で、この高さなら比較的見やすいんじゃないかと思います。ひな壇的に下段を用意することも考えましたが、むしろ飾るものが無くて困る可能性が高いので省略しました。

アルミフレーム自体は、こちらの会社の製品で、クリーンルーム等によく使われる部材です。基本産業用の部材なのですが、個人相手でも売ってくれるそうなので、問い合わせて購入しました。

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こういった溝の切られた様々な仕様の材とジョイントが用意されているので、組み合わせを考えつつ発注しました。使用したのは20mmx20mmの材ですが、思ったよりゴツくて到底自分で加工できるようなものでは無い感じ。断面以外はアルマイト加工で思ったより綺麗でした。

フレーム自体はそう高くなくて、この一番細いものならメーター単価で千円そこそこです。地味に費用に影響するのがジョイントですね。それと、目隠しに発注したアルミ複合板(いわゆるアルポリック的なもの)が意外と高かったです。アクリルの方が良かったかとも思ったのですが、アクリ屋さんの見積でも安くないですし、綺麗にしようとすると高くなるのは仕方有りませんね。ともあれ、布のシワ具合で難儀する必要がなくなるのはありがたいです。

天板部分以外は強度は必要ないので、スチレンボード等で自前で加工すれば、相当安上がりになるのではないかと思います。

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いちいち完全にバラしてしまうと会場で大変ですので、上下のメインの枠は分解しなくても段ボール箱に入るサイズに収めました。クロネコヤマトのウォークスルーボックスに収まるサイズで、2/3以上空間が空くので商品等も入れられます。重さは思ったより重くて4kg程度になってしまったのですが、軽すぎると不安定になるので、むしろ良かったのかなと。不安があれば、一番下の枠をシャコ万力等で卓の天板に固定することも出来ます。

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てことで。DIYでこの手のものを作るとなると、定番の花台流用か木材、イレクターかパイプ棚という所になると思うのですが、強度と分解収納等々考慮するとなかなか難しいと思います。そのあたり、アルミフレームは比較的適しているんじゃないかと。少々費用はかかりますが、仕様さえ不満がなければずっと使えると思いますし。

パーツのバリエーションが多いだけに、全部自分で考えるとなるとカタログの熟読と設計作業が必須となりますし、メーカーさんも個人の相手は不慣れですので、あまり迷惑をかけない配慮は必要かと思いますが、それでも手を出してみる価値があるんじゃないかと。展示台だけじゃなくて、工夫次第で他にも面白いものが作れそうですよ。

あ、自分で設計するんでなく、フルオーダーメイドで設計から依頼することも出来るようです。この場合の費用は聞いてみないとわかりませんが、結構なブルジョワ価格になるんじゃないかと。

2012/07 追記

アルミフレームのNICオートテックさんですが、ネット通販可能になったようです。寸法指定・端面ネジ穴指定も可能なので、簡単な構造なら、部品注文だけの後加工無しで組立可能です。ますます手軽になりましたね。

comment (0) | trackback (0) | 投稿者:やまもと
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