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続・手製の真空脱泡機

 後加工でブルドン管真空計を付けたので、今更ながらキャストの沸騰する圧力を調べてみました。
 購入したプルドン管真空計はおよそコレ相当ですが、常圧をゼロとした減算になっていますので、大気圧(0.1MPa)から引き算して内部圧を計算することになります。


 んで結果ですが、上の写真の通り目盛り1?2の間でB液が沸騰しました。混合状態では多少変わると思いますが、やはり同程度の真空度で沸騰しているようです。
 この真空度は-0.098MPa(=0.002MPa=2000Pa)となりますので、真空度の話だけ言えばツーステージの真空ポンプは要らない、と言えるかと思います。
 しかし、気体は圧力x体積が一定なので、この程度の真空度では容積の1/50程度は気泡として残る計算になり、オーバーフロー付きのトップゲート型を工夫なく作ったところで、沸騰前に減圧を止めて良い整形品が得られるかと言うと疑問が残るところです。

 現在のところ、やはり沸騰状態となってもある程度ポンプを回してやることで、明らかに気泡が減っているように見えます。原理的に蒸気圧以下には気圧は下がらないはずなんですが、蒸気と一緒に空気を吸ってる・・・と言うか、沸騰によって気化熱が奪われて液温が下がり、結果的に沸点も下がって真空度が多少なりとも上がると言うことでしょうか。
 ただ、過剰に沸騰を続けるとキャストの蒸気で真空層内も酷いことになりますし、ポンプにも良くなさそうなので、やりすぎれば良いと言う事もなさそうです。

追)
 キャストの沸騰時の圧力についてですが、水の気圧と沸点の関係の表を見る限りでは桁違いに外れた値では無いと思います。
 沸騰させずに真空ポンプのパワーを発揮させるには、キャストをキンキンに冷やすくらいしか思い浮かびませんが、それはそれで物性に影響がありそうです。

※注意
 真空槽はウチで使っているものや、ある程度の厚みのある鍋で大丈夫だと思いますが、フタだけは丈夫なものを用意してください。圧壊の可能性も否定できませんので、ガラスなどの破片が飛び散るような素材は避け、アクリル板などを使用する場合でも、見た目に明らかな変形が見られる場合には強度不足と見て強化を考えてください。
 容量やポンプのパワーにもよると思いますが、ウチの条件でも10mm厚のアクリル板では強度不足で破損しました(結構怖いです)。入手性から言うと10mmで妥協したくなりますが、必ず20mm程度のものを入手してください。
 以上、何があってもウチは責任持てませんが、情報消すとむしろ危険だと思いますので残していますので・・・。よろしくお願いします。
comment (0) | trackback (0) | 投稿者:やまもと
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