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僕夏

○↑評判良いようなので買ってきてみたり。この作品、プログラムと一部のスクリプトミスを除くと実にハイレベルな仕上がりです。今のところ音楽面の評価が突出してるようですけど、俺的には雑誌紹介のイベント絵見て気になってたんで、どっちかというとそちらの評価の方が高いです。
シナリオ的にも、主人公とほぼ同等かそれ以上の頻度で貴理(ヒロイン)の視点が挿入され、キャラクタの感情を多角的に描いていて新鮮です。惜しむらくは貴理以外のシナリオにおいても貴理視点での描写が多く挿入され、そのルートのキャラの影が薄く、あまつさえ最後には脇役に回るあたりあまりにも貴理重視過ぎなんじゃないかなあとか。まあ、本当のところは主人公すら脇役で本当の主人公は貴理とも言えますから、貴理が出張ってくるのは仕方ない気もします。それでも、もう少し感情面のフォローがあっても良かろうと言う気はしました。有夏萌え?な人はあのエンディングでは納得しないでしょう。ここらへん、オフィシャルなANOTER STORY(あなたーすとーりー(笑))で保管されたりするとスバラシイんですが。。。
あとプログラムの仕様ですが、選択肢が多く攻略が比較的難しいにもかかわらずセーブ箇所が少なく、既読判別スキップが無く、その上選択肢が出た段階でのセーブができない鬼仕様なのはいかがなものかと。加えて折角の濃ゆい百合えちぃシーンの最中で全然関係ないシーンのボイスが鳴るあたり嫌がらせも大概にしてくださいと叫びたくなること暫し。つーか、一回でもデバックしてれば気づく筈なんですが。。。
ちなみに、音楽は聞き応えがあるスバラシイ物ですが、少々テキストとグラフィックに合ってない気がしました。オーケストラ調で目新しいのも有るでしょうが、ちと大げさ過ぎかなあと。違和感を覚えるシーンが少なくなく、ゲーム音楽的にはどうかなあと。

○そんなこんなで、最初に貴理シナリオを終わらせると後が辛くなりそうだったのでまずは有夏と百合シナリオ終了。結構長いんですが、メリハリがあるので飽きが来ないのはイイ!ですね。個人的に音楽に力負けするほどテキストが悪いとは思いません。つか、むしろツボを押さえた良い出来かと。このへんは好みの差かなぁ。
comment (0) | trackback (0) | 投稿者:やまもと
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