Ess以上のXSIでは、ネットワーク内のPCを利用しての分散レンダリングが可能です。ただし、レンダリングに参加させられるCPU数は4CPUまでとの制限があるので、出来ればCPUあたりのコア数が多い方が望ましい。と言うことで、メインマシンを組み直して以降、起動回数がめっきり減ってしまったかつてのメインマシン、HP xw4100( Pen4 3GHz)をバラしてPhenomマシンにしてしまいました。

低消費電力のPhenom 9350e とJetwayのHA-07、それにメモリ4GBで4.2万円也。メーカーPCも安い昨今では微妙なところですが、買い換えとなればリサイクル費用が必要となり、処理の面でも色々面倒臭いところです。運良く電源が使い回せましたし、この費用で計算能力はP4-3GHzの3倍程度となれば、まずますコストパフォーマンス良く仕上がったのではないかと思います。まあ、シングルコアの能力でいえば元のPen4にも劣る程度ですので、やや微妙なところですが。代わりに消費電力が少なめなので、こういった用途には向くのではないかと。

オンボードのグラフィック機能も、メインマシンのGeForce8600GTSを軽く凌駕するほどで、Intelプラットフォームにはない魅力と言えます。財布と地球に優しいですね。当初はIntel系で考えていたのですが、トータルコストで考えるとAMDも悪くないですよ。

ちなみにHPのワークステーション筐体ですが、一見ただのATX筐体かと思わせながら、バックパネルがマザー取り付けボードと一体の為加工が必要だったり、ヘッダピンの配列がHP独自の上にマザー上にシルク印刷が無く、筐体側の配線をテスタで追ったりと、思ったより手間がかかりました。結果的には機能を全部生かせたので良かったですけどね。重いし使わないので捨てる寸前でしたが、もう暫くは活用できそうです。